2023年10月7日
南海高野線で起点のなんば駅から下っていくと、美加の台駅を過ぎたあたりで町から山に急激に景色が変わります。千早口、天見、紀見峠とひなびた小駅が続いた次に、突然現れるのがこの巨大な駅です。かつて南海が大規模なニュータウン開発を行った場所であり、その玄関口にふさわしい威容を誇ります。特急も含めた高野線のすべての列車が停車し、なんば駅からは40分ほどで到着します。
駅舎は独特の形をした屋根を持ち、近代的な印象です。階段を降りたところが改札口で、左右に西出口と東出口があります。
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メインとなる西出口の駅前広場には商業施設やロータリーが整備され、いかにもニュータウンという趣です。
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もう一つの東出口がかなりユニークなので動画でご紹介します。途中で左の階段を降りるのが正しいようで、まっすぐ進むと一旦マンションの中に入ってしまいますが、そのままマンションを通り抜ければ外に出ることができます。西出口とはうって変わってのどかな風景が広がります。
反対向きにも歩いてみます。どうみてもマンションの入り口で、知らない人ならこの先に駅があるとは思わないでしょうが、マンションの居住者に配慮してあえて表示していないのでしょう。
駅ぶら
山を切り開いて開発されたニュータウンであり、駅の西側は整然として人工的な街並みですが、東側には自然が多く残ります。さしずめ東側が「林間田園」、西側が「都市」といった位置づけでしょうか。