関西のお手軽秘境駅とユニークな駅のご紹介

大阪から日帰りできる個性的な駅とその周辺を360度画像と動画を交えてご案内します

南魚崎駅(神戸新交通六甲アイランド線)

2022年5月29日

六甲アイランド線JR神戸線住吉駅から人工島の六甲アイランドに至る新交通システムで、この駅は本土側の最後の駅です。まるで雑居ビルのような武骨な外観はとても駅とは思えません。大阪駅からは約30分の距離にあります。

駅名標もまるでビル内のテナントの看板のようです

乗り場は建物の4階にあり、1階、2階、5階に出口があります。上の写真は2階レベルから見たところで、地上から撮影したのが下の写真です。

この奥が1階の出入口となりますが、階段とエレベーターの乗降口があるだけです

1階出口の目の前は住吉川が海に流れ込む場所です。地元の方が釣りやバードウォッチングを楽しんでおられました。

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「5階」の出口と聞くと奇異な感じがすると思いますが、運河を渡る通路に接続しています。通路とエレベーターは駅利用者以外にも開放されており、自転車で通行することも可能です。

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運河を渡った先には東部第2工区という人工島があります。東部第2工区と本土を結ぶ橋は他にもありますが、この通路がないと大きく迂回することになります。

人工島側から見た景色です
駅ぶら

「酒蔵の道」という副駅名のとおり周辺には多くの日本酒醸造所がありますが、阪神本線の駅からも徒歩圏内のため、観光拠点としての利用はあまり多くはないようです。ただし、運河を渡る連絡橋であったり釣りスポットであったりと、地元の方にはとっては身近な存在であることが感じられます。